2012年4月25日水曜日

Bergsonのdurationとqualitativeとquantitativeについて教えてください - 哲学 - 教えて!goo


お礼欄、拝見しました。

> つまり量は純粋持続の中ではhomogeneity(日本語で同質ってことかな?)であり、それが空間化(過去)になった時点で、 heterogeneity(異質かな?)になるってことなんでしょうか。同質が異質になった時、量は細分され、質として理解される・・・ってことでしょうか?

いやいや、そういうことではないんです。

まず一点目。

現在、行為がなされているとき、あるいはなんらかの知覚を受けているときに時間が空間化されるのではなくて、あくまでも過去の行為や知覚、前の「ボン」を思い返すときに空間化されるということです。

逆に言うと、わたしたちが「時間は…」というかたちで認識する時間とは、過去の時間、ということです。
あるいは現在の行為にしても知覚にしても、言語化、すなわち空間化しようとすることは、過去化というプロセスを経ている。

そうして純粋持続というのは、空間化されない時間、過去化されない時間です。『時間を哲学する』にはベルクソンの『創造的進化』のこんな一節が引用されています。


患者の高血圧教育の財政的コスト

---(p.35からの引用:元は『創造的進化』岩波文庫)-----
一杯の砂糖水をこしらえようとする場合、とにもかくにも砂糖が溶けるのを待たねばならない。この小さな事実の教えることは大きい。なぜなら、私が待たねばならない時間は、……私の待ちどおしさに、すなわち私に固有な伸ばしも縮めもできない持続のある一こまに合致する。これはもはや考えられたものではない。生きられたものである。
-----
つまり、この砂糖水が溶けるのを待つように、未来に向かうことを含めた状態、完全には決定されない、わたしたちがその一部を左右することもできる状態なわけです。

「純粋持続のなかでの認識は~である」、という具合に取り出されるものではないことに注意してください。言葉によって取り出す、というのは、すなわちそこで空間化という加工がなされているんです(いや、ほんと、「純粋持続」というのは言葉になるまえの状態なので、説明するのがすごくむずかしいんですが、「砂糖水が溶けるのを待つあいだ」ぐらいのイメージでとりあえず受け容れて、先へ進んでください。最後まで行ってふりかえったら、なんとなくぼや~っとつかめてくる。つかめなかったら、もう一度。そんなもんです←それでいいのかどうかは 知りませんが)。


教育ローンは、返済に行くないとき

二点目。
homogeneityとheterogeneityについて。

のまんなかあたり、97の最後に

> What we must say is that we have to do with two different kinds of reality, the one heterogeneous, that of sensible qualities, the other homogeneous, namely space. This latter, clearly conceived by the human intellect, enables us to use clean-cut distinctions, to count, to abstract, and perhaps also to speak.

という部分があります。

わたしたちにはふたつの異なる次元の現実がある。感性的質からなる〈異質的〉な現実、他方は「空間」という〈等質的〉な現実を知っているということである。

ここで、〈異質的〉〈等質的〉というのは、異なる次元にあるものであることを理解してください。どちらかがどう変化する、というものではないと思っておいたほうがいい。
そうしてこの等質的な空間として把握される現実が、人間をして数えたり、抽象化したり、話すことを可能にしている。

そうして98に入ります。

98では空間は〈等質的〉なものと定義される、そうして、人は時間を空間とは異なっているが、同じように〈等質的〉な無規定の環境だととらえている。けれどもそれは時間を持続から引き離すことにほかならない、とします。


mAで司法試験に合格した弁護士を見つける

そうして100で
> Pure duration is the form which the succession of our conscious states assumes when our ego lets itself live, when it refrains from separating its present state from its former states.
が出てくる。
純粋持続とは、意識状態の継起がとる形態である、というわけです。

このあと持続というのが区別のない継起である、という説明が続きます。
従来、時間は「継起」、なにものかのあとになにものかが起こる、と定義されてきたのですが、ここではそうではないのだ、と言われます。

そうして104、ここが重要です。

> In a word, pure duration might well be nothing but a succession of qualitative changes, which melt into and permeate one another, without precise outlines, without any tendency to externalize themselves in relation to one another, without any affiliation with number: it would be pure heterogeneity.

純粋持続は質的変化の継起にほかならない、この質的変化は互いに溶け合い、浸透しあっていて、はっきりした輪郭もなく、互いに外在化する傾向ももたず、数とのいかなる親和性ももたない。これこそ純粋の異質性であろう。

homogeneityとheterogeneityに関しては、ここらへんをていねいに読んでいけば、わかってくるかなと思います。


どうも説明がよくないんですが、たらたら書いてたら時間がなくなった。
クリスマス・ホリディも勉強とはエライですが、わたしもまだまだ仕事です(涙)。
お互い、がんばろうね。
わからないところがあったら、どうぞ。
わたしにわかるかどうかは定かではありませんが。

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