2012年4月22日日曜日

なわのつぶや記20120228〜神(が)かかれるように洗濯しておいて呉れよ


  前回の「つぶや記」は未完成のままではありますが、本日は「ひふみ神示(日月神示)」の冒頭に出てくる「第一巻・上つ巻」の第一帖の神示をご紹介し、解説してみたいと思います。
  出典は『ひふみ神示(上巻)』(岡本天明・筆/コスモ・テン・パブリケーション/平成5年刊)です。
  この第一帖は「ひふみ神示(日月神示)」のエッセンスとも言えるもので、ひとくちに言うと「神がかかれる(憑依できる)ように、口・心・行を整えて身魂を磨いておいてくれ」ということにつきます。
  では、まず神示そのものを噛みしめながら読んでみてください。以下の下線を引いた@Jの部分について解説してまいります。

■ひふみ神示 第一巻 上つ巻 第一帖


小児うつ病を引き起こす

  二二は晴れたり、日本晴れ。神の国のまことの神の力をあらはす代となれる、仏もキリストも何も彼もはっきり助けて七六かしい御苦労のない代が来るから@みたまを不断に磨いて一筋の誠を通うして呉れよ。
 
Aいま一苦労あるが、この苦労はB身魂をみがいて居らぬと越せぬ、この世初って二度とない苦労である。このむすびは神の力でないと何も出来ん、人間の算盤では弾けんことぞ、日本はお土があがる、外国はお土がさがる。
 
C都の大洗濯、鄙の大洗濯、人のお洗濯。今度は何うもこらへて呉れというところまで、後へひかぬから、その積りでかかって来い、神の国の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た。
  嬉しくて苦しむ者と、苦しくて喜ぶ者と出て来る●は神の国、神の力でないと何んにも成就せん、人の力で何が出来たか、みな神がさしてゐるのざ、
Dいつでも神かかれる様に、綺麗に洗濯して置いて呉れよ。
  戦は今年中と言ってゐるが、そんなちょこい戦ではない、
E世界中の洗濯ざから、Fいらぬものが無くなるまでは、終らぬ道理が分らぬか。臣民同士のいくさでない、Gカミと神、アカとあか、ヒトと人、ニクと肉、タマと魂のいくさぞ。H己の心を見よ、戦が済んでいないであろ、それで戦が済むと思うてゐるとは、あきれたものぞ、I早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一。
  さびしさは人のみかは、神は幾万倍ぞ、さぴしさ越へて時を待つ。加実が世界の王になる、てんし様が神と分らん臣民ばかり、
J口と心と行と、三つ揃うたまことを命といふぞ。神の臣民みな命になる身魂掃除身魂結構、六月の十日、ひつくのかみ。            (●の中にが入った記号/なわ・ふみひと註)

  それでは@から順番に解説してまいります。

@ みたまを不断に磨いて

  ひつくのかみ様が、その霊媒として選ばれた岡本天明を通じて神の国の臣民に語りかけてこられた最初の指示は「みたま(身魂)を磨け」ということです。それも「不断に」ということですから、「日々いかなるときもそのことを意識して実践せよ」と受け止めるべきでしょう。なぜなら、「みたまを磨く」というのは「口・心・行」を掃除洗濯することであると述べられているように、私たちの言葉、思念、行為を自ら監視し、善くない使い方をしないように注意しなさい、という意味だからです。


子供の割合の中で睡眠障害

A いま一苦労ある

  このひふみ神示(日月神示)が下ろされはじめたのは太平洋戦争も終わりに近づいた昭和19年だということです。負け戦がはっきりして、国民は窮乏生活に陥って大変苦しい状態に置かれていた時期ですが、それに匹敵するかそれ以上の苦労をしなければならないことを述べています。
  太平洋戦争が終わってからは戦後復興が始まり、その後の朝鮮戦争の特需などの影響で日本経済は立ち直り、やがて高度経済成長を経て、戦勝国アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国にまでの成長を遂げたのでした。
  国民は食べ物の不自由をすることもなく、逆に肥満を気にしてエステなどにお金を使う人まで生まれる世の中です。しかし、このあとにまだ「ひと苦労がある」と考えておくべきでしょう。それこそが、新約聖書でもイエスの言葉として述べられている終末の「産みの苦しみ」ということです。

B 身魂をみがいて居らぬと越せぬ、この世初って二度とない苦労

  いま、地震や津波、あるいは富士山の噴火などの自然災害に備えて、食料品や災害用の救命用具を準備する人が増えていると見られます。アメリカでは銃の売り上げが非常に伸びているそうで、これも終末現象と見ることができます。
  ひつくのかみ様も、これから訪れる(終末の)出来事は、この世が始まって以来初めてで、しかも最後となる苦労だと述べられています。「二度とない」ということですから、この苦労を乗り越えさえすれば、今後はそのような苦労はしなくてよいということでしょう。
  しかしながら、この苦労を乗り越えるのは簡単なことではないらしく、身魂を磨いていない臣民は乗り越えることができないようです。いくら食料品や救命用具を揃えて災害に備えていても、心の掃除洗濯ができてない臣民は新しい世界には行けないということを肝に銘じておきたいと思います。

C 都の大洗濯、鄙の大洗濯、人のお洗濯

  都会がまず災害に見舞われ、次に地方も同じく災害によって洗礼を受けるのです。それらの「洗濯」を通じて、人の(魂の)洗濯をするということです。善悪含めてすべてのカルマが清算されていくプロセスを表現していると思われます。

D いつでも神かかれる様に、綺麗に洗濯して置いて呉れよ


痛みのリリースとして自殺

  心の洗濯が進み、善くないカルマが清算された人(魂)、すなわち身魂が磨かれた人(魂)には、神が憑依してくださるそうですが、その神様が憑依できる人(魂)というは、神に近い波長でなくてはならないのです。波長同調の法則(類は友を呼ぶ法則)によって、あまりにも神の波長からかけ離れた、いわゆる「我善し(=自分本位で、自分や自分の身内だけは助かりたいと思う気持ちが強すぎる人)」の人(魂)には、神は憑依することができないのです。
  「いつでも神かかれるように」という言葉に注目しましょう。終末の大峠になると、突然大天変地異が始まり、その混乱の中で右往左往させられている状態では、とても身魂磨きに専念することはできませんし、また心(潜在意識)の中身はすぐに入れ替わることはできないからです。ひふみ神示(日月神示)の他の章では「土壇場で泣きついてきても(神は)どうすることもできぬ」という言葉がたびたび出てきます。
  新約聖書でも、「目を覚ましていなさい」という表現で、イエス・キリストが「いつその時がくるかわからないので、常に心をきれいな状態に保っておきなさい」と忠告しています。

E 世界中の洗濯

 ひつくのかみ様は、この神示を通じて「これは日本のことだけを言っているのではないのだよ。世界中のあらゆる物と人を洗濯するのだから」と述べておられます。「ひふみ神示(日月神示)」が、単に日本の国を守るという趣旨の神示ではないことがわかります。

F いらぬものが無くなるまでは、終らぬ

  「いらぬもの」とは異次元(霊界)にプールされている善くないカルマのことを指しています。善い悪いの判断は難しいのですが、大きく分類するならば「我善し」が善くないカルマ、「みんなの幸せのため」が善いカルマと考えればよいでしょう。
  人の進化の方向はすべて「個の利益」から「全体調和」→「全体利益」という方向に向かいます。「全体」をこの世の中で見ていきますと、最後は「生きとし生けるもの」ということになります。「この地球にあるすべての存在の調和と平和のために貢献する」という考え方に行き着くのです。
  「自分だけ」という気持ちから始まり、やがてそれに「自分の身近な人間」が含まれ、「自分の住む町や村全体」へと広がり、「日本が」とさらに広がって、やがては「人類全体」となっていきます。
  しかしながら、この段階でもまだ「人間の幸せだけのために動物や植物は犠牲になって当然」という「我善し」の要素は消えていないのです。そのような「我善し」の気持ちを順々に昇華させていったところに、新しい天地が見えてきます。そこが「神の国」なのです。文字通り「神の心を持った人間が住まう世界」と言ってよいでしょう。神の国には「いらぬもの」はなく、また新たに生じることもないということです。


G カミと神、アカとあか、ヒトと人、ニクと肉、タマと魂のいくさぞ。

  理解するのが大変難しいのですが、この三次元の物質界と次の次元(神の国)を対比させた表現だと解釈しておきます。「カミ」はこの物質世界を司る神様のことでしょう。しかしながら、神様同士が戦っておられるという表現は理解できません。「いくさ」という表現が使われていますが、要するに「次元上昇」のプロセスとしての「産みの苦しみ」の状態をそのように表現されているのではないかと思います。この世をこのまま残そうという働きと、新しい世界に移行させようとする働きの「せめぎ合い」という意味だと理解しておきます。

H 己の心を見よ、戦が済んでいないであろ

  ここでは「戦」と漢字が使われています。「戦い」という意味で、心(潜在意識)の中に潜む闘争心、「他を攻撃する心」のことを意味しています。「他を攻撃する心」を持っているかぎり、それは新しいカルマを作り出して、それが現実のカルマとなって返ってくることになります。かつて「平和」を叫びながら「闘うぞー!」とシュプレヒコールを上げて運動をした時代がありましたが、心の中に「戦い」の波長がある限り、真の平和はいつまでも訪れることはないということです。この神示は心の持ち方の大切さを教えています。

I 早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一。

  早く(心の)掃除をしなくては間に合わないと警告する言葉です。
  「(心の)掃除」とは、異次元にプールされたカルマを清算し、新たに作らないことが大切だという意味です。のんびりしていると、異次元にプールされたカルマは温存されたまま、その上に新しいカルマを積み上げることになり、それが終末の大峠には一斉に返ってくることになるからです。その姿は、まさに大天変地異に遭遇し、恐怖心に包まれるという形になるでしょう。大峠の段階では、発信した恐怖心のカルマが瞬時に返ってきますから、そこでまた恐怖心を募らせるといった悪循環に陥り、増幅されていくことになると考えられます。「高をくくっていてはいけない」ということです。

J 口と心と行と、三つ揃うたまことを命といふぞ。


  ここでようやく出てきました。カルマの法則で大切なのは「口・心・行(仏教では「身・口・意」)」のコントロールなのです。言葉、思念・想念、行為・態度がすべてそろって、「一筋の誠」として貫かれることを「命(みこと)」というと述べられています。
  口では立派なことをいいながも、行動が伴わない人、あるいは心の中に「我善し」の気持ちが巣くっているような人(魂)は「誠の人」とは言えないのです。また、心の調律が進んでも、口をついて出る言葉が善くない内容であれば、やはり心も汚れていくことになります。
  善くない言葉とは、たとえば自分や他人を傷つける言葉のことです。自分を傷つける言葉は愚痴、不満、卑下、度の過ぎた謙遜などがその範疇に入るでしょう。他を傷つける言葉は、悪口、誹謗中傷、嘘、などです。そのような言葉が口癖になっていれば要注意です。

  以上で『ひふみ神示(日月神示)』の冒頭にある「上つ巻・第一帖」のご紹介を終わります。
  日月神示にはノストラダムスの予言のように終末の天変地異のことを伝えるメッセージもありますが、本来の趣旨は「終末の大峠に備えて身魂を磨いておけ」ということです。「身魂が磨けた者(魂)はどこにいようと神が助ける」と言い切っておられます。そのことによって「人も神も助かる」ということですから、神様に憑依していただけるような澄んだ魂になれるように、心の洗濯(潜在意識に刻んだ善くない心の癖の修正)の努力をしっかり続けていきたいと思います。たとえ今年終末の大峠が到来しなかったとしても、身魂磨きは命乞いのためにするものではなく、そのこと自体が人間として目指すべき目標なのですから。

  今後も、「ひふみ神示(日月神示)」のご紹介は続けていきたいと思いますが、当サイトに既にアップしている以下の内容もぜひ参考にしてください。

 → 『ひふみ神示(日月神示)』(上巻)の超解釈
 → 『ひふみ神示(日月神示)』(下巻)の超解釈



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